虫歯予防に大切なフッ化物入り歯磨き粉ですが、昔より高濃度のものが使えるようになったので、最近はどんどん高濃度タイプが発売されています。
自分もお子さんも虫歯にはなりたくない、したくないですよね?
それならフッ化物を正しく使うことが、とっても大切です。
今回は高濃度フッ化物配合歯磨き粉は今までとどれくらい差があるのか、使う時の注意点、おすすめの商品をご紹介したいと思います。
目次
今までの濃度と高濃度でどんな違いがあるの?
今までは1000ppmという濃度が限界でしたが、2017年から1500ppmまで上限が引き上げられました。
500ppmの差なんて大したことなさそうな感じですが、WHOのレポートでは6%のむし歯予防効果増加が報告されています。
さらに、スウェーデンの論文では1000ppmの歯磨き粉に比べて1500ppmの歯磨き粉は生えてから年数の経ってない永久歯の虫歯予防効果が9.7%高いと発表されています。
もちろん大人の歯の虫歯予防にも効果はあります。
実は虫歯のなりやすい場所として、以前治療したところの境目があげられるんですが、高濃度フッ化物配合の歯磨き粉はその予防にも力を発揮します。
親の虫歯菌は子どもに感染する場合も多いので、普段からパパママも自分のお口の中の虫歯菌をなるべく減らしておきましょう!
なので、大人も子どもも積極的に使うことをおすすめしています(^^)
使う時の注意点は?
身近なイメージのフッ化物ですが、実は摂り過ぎると急性毒性と慢性毒性を起こしてしまうことも。
そのため、1500ppmのものに関しては6歳未満の子どもには使用が禁止されています。
海外では飲料水にフッ化物が配合されていたりするので特に注意が必要ですが、日本では正しい量を使っている限り心配ありません。
6歳以上でも、15歳未満の場合は歯医者さんで虫歯のリスクが高いと言われた時のみの使用が勧められています。
効果が高いからって、小さい子には使わないでくださいね!
問題のない使用量は?
15歳以上で2cm程度が問題のない量とされています。
15歳未満の場合は歯医者さんで体重などを元に相談してくださいね。
歯磨き粉の正しい使い方
- 歯ブラシに歯磨き粉をつける(適量は守ってくださいね)
- 歯磨き粉を歯全体に広げる
- 歯磨きをする
- 歯磨き粉を吐きだす
- 5~15mlの水を口に含む
- 5秒程度ぶくぶくうがいをする
- うがいは1回だけ
- 歯磨き後1~2時間は飲食を控える
高濃度フッ化物配合歯磨き粉をご紹介
歯医者さんで売っている歯科専売品と、ドラッグストアで売っている市販品があるのでそれぞれ分けてご紹介しますね。
ドラッグストアで買える高濃度フッ化物配合歯磨き粉
- クリニカ アドバンテージハミガキ
クリニカシリーズは私の中で安定のおすすめ商品です。
味もクールミントとソフトミントがありますよ。
- シュミテクト デイリーケア+
シュミテクトは知覚過敏に効果を発揮してくれるので、冷たいものが沁みて困っている方にとくにおすすめです。
ただ、味がいまいち...。
- バトラー エフペーストα
- クリアクリーン プレミアム
歯医者さんでで買える高濃度フッ化物配合歯磨き粉
- チェックアップ スタンダード
ミント感もソフトで泡立ちが少ないので時間をかけて磨きやすいおすすめ商品です。
- チェックアップ ルートケア
この商品は歯周病や歯磨きの頑張りすぎで歯茎が下がり、歯の根っこが見えてきてしまった方におすすめです。
ただ、歯周病がひどい方は歯周病用の歯磨き粉の方がおすすめなのでまた別記事でご紹介しますね。
- チェックアップジェル ミント
シリーズでいろんな味がありますが、高濃度なのはミントだけなので気をつけてくださいね。
おわりに
副作用のあるフッ化物ですが正しく使えば怖くないので大人も子供も虫歯予防にどんどん取り入れましょう!
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